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凪司工房の徒然

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1月10日~1月16日までのTwitter Novel

 ツイノベの今の流行とか、あるのでしょうか? それともやはりショート・ショート風味が人気なのか。

 今週分(1月10日~16日投稿分)は7編です。

1月16日
#twnovel 上に載った雪が重かった。足元には通り掛かった犬が小便を引っ掛け、でも寒いからと途中で止めて行ってしまう。殆ど誰も気にしない。今はそんな存在。けれどいつか沢山の人に囲まれて、その輪の中心に居たい。笑顔の中心に。その雪がすっかり解けて消えた頃。「今年の桜は綺麗だな」


1月15日
#twnovel 試験会場でまさか転校していった初恋の彼女と遭遇するとは思わなかった。向こうは気づいたろうか。友達と笑う彼女は相変わらず美人で、たぶんもう僕のことは忘れていて。だから彼女の試験が上手くいってればいいと、あの日と同じに祈った。帰り際、「高橋君? 明日も頑張ろうね」


1月14日
#twnovel Twitter上で隣のクラスの白石さんへの想いの丈をぶちまけた。フォローしてる誰かから白石さんに届けば。翌朝、心臓バクバクで登校、みんなの視線が不愉快だった。黒板には僕と白石の名が相合傘に収まっている。ただ白石の下に……「ゆーじ」と。同じクラスの白石が照れてた。


1月13日
#twnovel 検索中……。そんな感じで固まった彼。静岡にガンデムとかも見に行ってやったのに、こうしてTwitterだってしてやってるのに、どうしてスキー旅行が駄目なんだよ。「整いました」彼が言う。「美佐枝さんと掛けてスキー旅行と解く。その心は僕を好きーでしょう」上手くないし。


1月12日
#twnovel 君の吐く息は白くて、だから余計に僕の指はかじかむ。それでも届けたいからとギターの弦を掻く。不器用だけど懸命に練習した愛を伝える歌に、君は何か感じたかな。「にゃー」それじゃ分かんねって。一番最初の客だった猫。「あの、ヒロ君。今の」背後で泣いたのは初恋の彼女だった。


1月11日
#twnovel ずっと駆けていた。どこを目指すのか、何の為に駆けるのか分からないまま、それでもよく分からないものに押し出されるように、ただ前を目指した。痛みは己を鼓舞する。見えるのは緑の芝生。それに白い柵。唐突に降ってきたのは人間たちの歓声と、お札のように舞う紙切れたちだった。


1月10日
#twnovel バス停で彼を待つ。成人式で帰ってきた彼は学生時代の読書好きのままだろうか。いつもベンチに座って本を読みながらバス待ち。そこがほんのり温かいのを知っていたのは私だけだ。「ここ、まだ残ってたんだな」彼がベンチに座る。あ。少し逞しくなった彼の臀部。私は仄かに温もった。

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