先程発売された小説新潮の一月号、創刊八百号記念の特集にて八十八名の作家の方々が「八百字で何か書いて下さい」と言われて書いたものを集めた『八百字の宇宙』というものを読みました。それには別に八百字の小説をお願いします、と頼まれた訳では無い為、色々な形態のものがありましたが、やはりどちらかと言えば私はそういう小説に近いものが読みたいなと思っていたので、そうで無いものには原則として評価してませんが、一応、自分なりの読書感覚の目安として、まあ大体こんな感じに読んでいるのだな、というのが分かればな、という、まあ自己満足の類ですね。
感想は書きません。八百字ですから、やはり実際に目を通してもらうのが一番です。
（それでは内容は 続きの記事は…… からお読み下さいませ）
[1回]
（一応基準はこんな感じです
△：物足りない／○：標準／◎：好き／－：評無し／※：言い難し）
○ 01「洪水」赤川次郎
△ 02「俺はリーチだった」朝井リョウ
△ 03「好きな男」朝倉かすみ
○ 04「恩返し」あさのあつこ
○ 05「狐つき」阿刀田高
◎ 06「タイムマシンにお願い」我孫子武丸
○ 07「雨」安部龍太郎
○ 08「地獄騒擾録」荒山徹
△ 09「killing time 800」有川浩
－ 10「矢」有栖川有栖
◎ 11「置時計」安東能明
△ 12「八百字を巡る深淵な思索」池澤夏樹
◎ 13「小説新潮の話」伊坂幸太郎
－ 14「幸福倍増計画」石田衣良
△ 15「カーテン」乾ルカ
－ 16「ムード歌謡「人妻ブルース」」井上荒野
△ 17「ミュージックに関する世迷言」宇江佐真理
△ 18「ルームミラー」上橋菜穂子
○ 19「使徒」宇月原晴明
△ 20「逃げる」江上剛
○ 21「紐を結ぶ」江國香織
△ 22「羆嵐の恐怖」逢坂剛
－ 23「おやすみ、Ｔ山」大沢在昌
－ 24「長編ミステリ」奥泉光
※ 25「全員集合」奥田英朗
－ 26「マックス・ヴェーバーの予言」長部日出雄
○ 27「知人」乙川優三郎
－ 28「交信」恩田陸
－ 29「嘘八百」海堂尊
○ 30「おおつごもりの出来事」梶尾真治
△ 31「パリス・ヒルトンの、」鹿島田真希
△ 32「尽未来際」川上弘美
△ 33「バラハスに着いたときには」川島誠
○ 34「麝香連理草」北村薫
－ 35「八百人の子供の首を斬り落とさなければならなぬ程。」京極夏彦
◎ 36「平凡すぎる空」熊谷達也
－ 37「松下昌弘氏の得意満面顔」車谷長吉
○ 38「百足」小池真理子
△ 39「雪と炎の記憶」小手鞠るい
△ 40「コーヒー嫌い」近藤史恵
△ 41「ふうん」坂木司
－ 42「雨」佐藤賢一
○ 43「星を食う人」佐藤友哉
◎ 44「究極の愛」椎名誠
△ 45「ライオンは草原の夢を見る」小路幸也
－ 46「我が半生の記」白石一文
○ 47「不良」白川道
○ 48「愛しのジョン・レノン」鈴木光司
◎ 49「帯状疱疹讃歌」平安寿子
◎ 50「死刑っ！」田口ランディ
△ 51「質問」唯野未歩子
○ 52「ある秋のうた」俵万智
◎ 53「うしろの柱」団鬼六
○ 54「青い壺」千早茜
△ 55「写真選び」辻村深月
○ 56「透明な殺人者」恒川光太郎
－ 57「ちゃぼ侍」仁木英之
－ 58「前回までのあらすじ」西加奈子
－ 59「男女の友情」貫井徳郎
◎ 60「満月」ねじめ正一
△ 61「しりとり」乃南アサ
○ 62「プロバティオ・ディアボリカ」法月綸太郎
△ 63「そうだ、妖になろう」畠中恵
○ 64「朝日のあたる」花村萬月
△ 65「河豚」林真理子
○ 66「まどろむ星」原田宗典
－ 67「宣戦布告」樋口毅宏
○ 68「因←→果」
－ 69「年始のやりくり」福澤徹三
○ 70「お先に」藤田宣永
◎ 71「想い出未満」本多孝好
△ 72「歴史的瞬間」真山仁
－ 73「静物／Still Life」道尾秀介
－ 74「三－二九回裏二死満塁」三羽省吾
○ 75「さよならカプセル」湊かなえ
○ 76「小川行き」宮城谷昌光
－ 77「プロローグ」宮下奈都
－ 78「うちのパソコン」宮部みゆき
◎ 79「髙島屋の娘」森見登美彦
－ 80「アレクサンダー・ミロシェビッチ氏の散歩」諸田玲子
△ 81「川尻さん」椰月美智子
○ 82「８００文字（弱）レシピ」山田詠美
△ 83「嫌われ者の野良犬」唯川恵
○ 84「馬辺里探訪」米澤穂信
△ 85「秘剣」米村圭伍
○ 86「最初のミステリー」連城三紀彦
△ 87「草食系男性作家」渡辺淳一
△ 88「実家のこと」和田竜
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