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凪司工房の徒然

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水無月の源―Don't call "No water"―

今日から六月でございます。
この六月を旧暦の名称では「水無月(みなづき)」と呼びますが、
はて、旧暦ですから、今の暦では七月に当たります。確かに、
「水が無い月」と言われれば、それもそうか、と思わないでも無い
ですけれど、どこかしっくりときません。

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此の「水無月」の語源には諸説在るようです。
「かみなり月」の「か」と「り」を落として「みな月」とか、
「水月」または「水張り月」から転じたものとか、
梅雨の終わりで水が枯れる月の意とか。
有力なのは「田に水を引き入れる月」で「水の月」という意味。
そして、この「無」というのは、昔の言葉では「の」を意味する「な」
という助詞で、それに当て字をしたものだ、というもの、
でしょうか。

確かに、現在でも残っている言葉に、此の「の」を意味する「な」と
いうのはございます。
「源(みなもと)」は「水、の、元」
「眼(まなこ)」は「目(ま)、の、子」
などでしょうか。

それでも、どうして「無」という字を当てたのかは気に為るところです。
何故なら、十月を表す「神無月(かんなづき)」の「無」は、そのまま
「神様が居ない」ことを表すのですから。

昔の七月というのは、本当は「水が無い」と言いたくなるほど、渇いた月
だったのでしょうか。
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