今や誰でも動物園で見ることの出来る、その外見は愛らしい動物「パンダ」。
其の昔、中国では熊の一種として「白熊」と呼ばれていたらしい。
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パンダ(ジャイアントパンダ)が日本にやって来たのは1972年の10月です。
上野動物園に日中国交の回復の記念に中国からオス、メス2頭のパンダが
贈られたのですね。
そのパンダは、昔から中国・ベトナム・ミャンマーなどに生息していましたが、
1869年にフランス人神父に発見されるまで、世界的には知られていません
でした。それまでは「パンダ」と言えば「レッサーパンダ」を差したようですね
(あの、以前「立った」ことで有名に成った動物です)。
其の特殊な容姿から人気者のパンダですが、特殊なのは外見だけではありません。
生活習慣にも謎が多いそうですが、中でも主食としている竹(笹)を彼らは四六時中
口にしていなければいけません(1日14時間も食べているらしい)。
それはほぼ竹だけ食べて生活していることと、また、竹が主食であるにも関わらず、
彼らには其れを効率よく消化する器官が備わっていないのです。だから、沢山食べる
必要が在る訳ですね。
食べている以外は何をしているかと言えば、殆ど歩くことも無く、寝ています。
寝るか、食べるか。
彼らの生活に其れ以外は殆ど無いようです。
そのパンダたち。現在野生のパンダは中国の極一部の地域に約1000頭ほどしか
居ないと言われています。絶滅危惧種の一つですね。
特殊な外見。
特殊な暮らし。
彼らが何故そういった道を選んだのかは分かりません。
白か黒か。
丁か半か。
そんな一見博打のように思える人生の中にも、何かしら意味が在ったのでしょう。
けれど、其れを私たちは知ることが出来無いのです。
彼ら以外に其れを知るものは居ません。
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