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凪司工房の徒然

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夜空を燃やす花―Fireworks are special works to Night view―

徐々に夏が近付いてきますと、様々な風物詩が出てまいります。
「花火」も其の一つで、夜空を明るくする大輪の花、其の轟音、
様々な色と仕掛けで、私たちを楽しませてくれるものです。

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さて、その「花火」。
歴史を遡れば当然、その元は「火薬」ですから、中国に行き当たります。
火薬の基本的な原料は「硝石」「硫黄」「炭」です。
硝石については紀元前3世紀には見つかっていた、という話も在り、
その頃から火薬という物が存在した可能性も在ります。

人工的な「火薬」については、唐代(10世紀頃)の書物に此の3種類を
混ぜると爆発する事が書かれており、其の頃に花火も生まれた、と考えるのが
一般的かと思われます。

其の火薬は13世紀頃にヨーロッパに伝わり、やがて軍事用に利用されていく
こととなります。

当初、花火は現在のような色鮮やかなものではございませんでした。黄色と赤茶色
が主で、1830年(亜鉛粉末が利用出来るようになる)まではずっと、味気無い
色彩で夜を飾っていたのですね。

日本には17世紀頃、外国からもたらされました。最初は……というと諸説在る
のですけれど、1589年に伊達政宗が使用した、とか、1613年に徳川家康が
英国の使者に披露した、とか言われています。

各地で花火大会が行われますが、有名なものと言えば隅田川の花火大会などで
しょうか。
其の納涼花火。かつては屋形船を浮かべて楽しんだものだそうですが、それも、
その屋形船の周囲を花火を売る船が浮かんでいて、客の注文に応じて花火を上げる
という、何とも贅沢の極みだったらしいです。

現在では花火の技術では一、二を争うまでに成った日本ですが、其の歴史は
意外と浅いものなのですね。

花火の科学についての記事を追加しました)
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