通称でも何でも無く「ラブ★コン」である。
いちおう「ラブ・コン」とは「ラブリー・コンプレクス」の略である。
人気漫画を映画化したもので、原作からは幾つか変更点が加えられている。
一見して只の恋愛コメディ映画だが……について、である。
[0回]
原作ファンもしくは主演の俳優ファンが多く見に行ったものと思われるが、
基本的に肩の力を抜いて見る事が出来る映画だ。
ムツゴロウさんや南海キャンディーズ(主にシズちゃん)といった面々も
登場し、コミカルな要素が映像にも散りばめられ、時にほろっとさせられる
場面も在る。
誰しも恋愛にコンプレクス(日本語の此れは、主に劣等感を差す事が多い)を
持っているだろう。此の物語の場合は互いの身長である。
背の高い女性。
背の低い男性。
まあ、大抵のものは好きという気持の前では大した障害では無い。
実際、其れを乗り越えられるかどうかは、自分の気の持ち方一つだ。
随所に笑える場面も在るし、主演の小池徹平君は確かに可愛らしい。
が、他の恋愛コメディ映画と一線を画す……とまでは言い切れないかも
知れないが、此の映画の一番の見所は「藤澤恵麻」の多彩な表情だろう。
オーバアクションで、泣き笑い、時にリアルで、時にコミカルで、彼女を
見ているだけで飽きない。おそらく彼女の存在が此の映画を一段高い所に
持っていっているような気がするのは私だけでは無いだろう。
これからが楽しみな女優である。
余談。
実は小池徹平君の良き相方である某ウエンツ君も出演しているらしいが、
最後のテロップを見るまで、出演している事を知らなかった。
(映像の確認は別にTV番組でした)
PR