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凪司工房の徒然

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花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(水田伸生監督)―The History of Hanada boy―

一色まこと原作の突如幽霊が見えるように成ったある少年の話。
アニメ化もされたが、今回は其の実写版(映画版)について。

おばけ?幽霊?も登場するという事でCGなど使ってあるが、
見所は別にそんな部分では無い。

そんな映画について。

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見始めると、確かにCMを見ていて感じたような、ギャグというか、コメディというか
(ムリヤリ漫画を映画化しました、といったような作り)に思えた。
もちろん、それはそれで楽しく、気楽に見られて良かったとは思うが、果たして、
此の映画にそんな演出が必要であったのだろうか? と疑問に思わないでも無かった。

最初に書いた通り、見所はCGでは無い。
特に須賀健太演じる花田少年と、その親友が喧嘩をした辺りから、明らかに
映像が変わる(全体の雰囲気が変わる)。
(つまり、それまでは前菜のようなものか)

家族、親子、父子、母子……時代は少し前の設定(昭和?)だが、現代でも同じ
ように、様々な家族の形、家庭の在り方が存在している。
血が繋がっていたり、繋がっていなかったり。
愛情が在ったり、無かったり。
それでも、やっぱり家族だったり。

親は親で事情が在るし、子は子の考えや思いが在る。
互いに理解し合う事は難しい(いや、子は親に、親は子に成らなければ理解
出来無いかも知れない)が、それでも、親には子が、子には親が必要な気が
する。

もちろん、もう会えなく成った人も居るだろう。

けれど、だからといって、その「思い」までがすっかり無くなってしまった訳
では無いのだ。

これはそんな「思い」に触れられる映画かも知れない。

見えないからと言って存在しない訳では無いし、
見えるからと言って存在するという訳でも無いのだ。

信じるか、信じないか。
信じられるか、信じられないか。

幽霊や怪奇現象なんてものも、そんなものの一つだろう。
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