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凪司工房の徒然

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不思議の国のアリス(新潮文庫)―Alice's Adventures in Wonderland by L.Carroll―

「アリス」と言うだけで、此の「不思議の国のアリス」を思い浮かべる人は
多いことでしょう。
それだけ有名な作品であり、ファンタジィであり、童話であり、幻想なのです。

只、非常に残念な事は、私が日本人で、それほど英語に精通していない、という
事かも知れません。何故なら、原文は英語で書かれているのですから。

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著者のL.Carrollは英国オクスフォード大学の数学者でした。
生涯を独身で通したそうですが、其の理由が幼い少女を好んだ、
というものとは限らないでしょう(そして、現代なら安易に「ロリコン」など
と揶揄されてしまうかも知れませんが、特別な小児性愛癖が在ったかどうかは
不明です)。

そんなキャロルが幼い三姉妹とピクニックに出掛けた先で、其の内の一人に
せがまれて即興で作った物語が、此の「不思議の国のアリス」の元でした。
かつてはそんな風にして、大人たちが子供に適当な作り話を聞かせて楽しませる
事はよく在ったのだと思います。今だって、暇さえ在れば、大人たちは子供に
そういった話を聞かせてやる事が出来るでしょう。

まあ、そういった経緯で生まれた物語なので、本の中には沢山の詩や遊び言葉が
出てきます。それは話して聞かせて楽しい物語だ、という事ですね。
なので、幾ら訳が良かったとしても、やはり原文で無いと100%は楽しむ事が
出来無い、というのは必然でしょう。

それでも「たいへんだ、たいへんだ、遅刻しそうだ!」と走って行く兎を追い掛け、
不思議な穴に落ちて行ってしまったアリスの冒険が、それほど色褪せる訳では
ありません。

大きく成ったり、小さく成ったり、首が伸びたり。
アリス以外に登場するのは、まともで無い動物や動物で無いものや、個性溢れる
奴らです。
「数学」という論理的なイメイジからは掛け離れた「ファンタジィ」の世界。
たまにはそういう世界を旅してみるのも良いかも知れませんね。
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