眼鏡姿の男子、女子が俄(にわか)に脚光を浴びていますが、
それでもまだまだ「コンタクト」という人が多いかと思います。
そんな「コンタクトレンズ」ですが、あれを初めて装着する人は、
やはりそれなりに「恐怖」を味わうと思います。目の上に直接、
物を置く訳ですからね。
そんなコンタクトレンズについて。
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そもそも、最初に目に直接レンズを入れて視力を矯正しよう、なんて
考えたのは誰だったのでしょうか。何より、恐くなかったんでしょうか。
コンタクトレンズそのもの原理については、かの有名な天才レオナルド・ダ
・ヴィンチが考案した、という説が有力です。
それが16世紀初頭のこと。
それから途中、視力矯正では無く、角膜保護の目的で硝子製の眼盃が作られた。
19世紀末になり、ようやく硝子製の視力矯正用レンズを発明したスイスの
「A.オーゲン・フィック」という眼科医が「Eine Kontactbrille」という本
にして発表した。
此の「Kontact(英語のContactと同じ。接触)」「Brille(眼鏡)」
を合わせた言葉の「Kontactbrille」から、現在の「コンタクトレンズ」という
言葉は生まれた。
もちろん、当初は硝子製だった為、長時間の装着は難しかった。
1930年以降、透明度の高いプラスティック(PMMA)が発明されるように成ると、
この問題は徐々に解決された。
だが、後にこのPMMAは酸素を全く通さず、よって角膜異常を起こしたりする事が
判明し、現在では使われていない。
1950年代に成ると今のソフトコンタクトレンズが登場し、ハードレンズが
装着出来無かった人もコンタクトレンズを使う事が出来るように成った。
適切に使用しないと目に障害を起こす事も在るコンタクトレンズだが、
眼鏡に比べて角膜との距離が無い分、像の歪みが少なく、視界も広く確保
出来る。
また「お洒落」という観点からも、優れた利点が在る。
但し「カラーコンタクト」は、日本では「医療機器」では無く(つまり「雑貨」)、
「お洒落の品」以外では無い。また通常のコンタクトレンズに比べ、
酸素透過性が低く、長時間の使用は目によくない。
「お洒落」も大事だが、長時間の我慢は体によくない、ということですね。
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